ソイミート

ソイミートの特徴とは?どんなメリット・デメリットがあるの?

テーマ
ソイミートの特徴
監修
管理栄養士




健康志向が強くなってきた近年、ソイミートがどんどん注目されてきました。ソイミートとは、大豆を加工した食品で、代替肉の一種です。

ヘルシーなお肉の代わりとして、人気が出てきたソイミートですが、本当に健康に良いのでしょうか?

そこで今回は、ソイミートのメリットだけでなく、デメリットも調べました。

ぜひ最後までお読みいただいて、ソイミートを利用するときのご参考にしてくださいね。

ソイミートとは?

ソイミートって何?

ソイミートは大豆を圧搾して作られる食品で、ヘルシー、かつ、お肉のような食感が楽しめます。

始めはベジタリアンやヴィーガン向けとして作られていましたが、今では多くの人々に知られるメジャーな食品になってきました。

ソイミートの特徴

一番の特徴は、大豆でありながら十分にお肉の代わりになってくれるということです。ダイエット・加齢・健康上の理由などで肉料理を控えている方も、お肉のおいしさを味わえるのです。「もとが大豆なので、たくさん食べても罪悪感がない!」と喜ぶ方もいるとかいないとか。

ソイミートには、普通のお肉のように、ミンチ・スライス・ブロックなどの形があります。おかげでいろんな料理に使えるということも人気の1つとなっています。

料理のレパートリーも増える、その上健康的なら、主婦にとってもうれしい食品ですね。ソイミートの良いところはそれだけではありません。

では、ソイミートのメリットをたっぷりと紹介しますね。

ソイミートのメリットは?

 

ソイミートには、健康的というほかにも、意外なメリットがあるのです。

カロリー・脂質が少ない

ソイミートは主原料が大豆ですから、お肉よりカロリーが低いのは当たり前。その上、製造過程で油を搾っていますので、脂質は大豆よりも少なくなっています。(牛肉の約1/50、豚肉なら約1/30、鶏肉で約1/20)

生活習慣病の予防やダイエットにも、ソイミートは大きな味方になってくれます。

質の良いたんぱく質が効率的に摂れる

大豆は、良質の植物性たんぱく質がたっぷり含まれています。たんぱく質は、人間の体のほとんどを作っている栄養素なので、毎日適量をきちんと摂っておかなくてはいけません。今の日本の食生活では、お肉料理が多く、動物性たんぱく質はしっかり摂れている方が多いのですが、植物性たんぱく質はあまり摂れていません。

たんぱく質は動物性と植物性をバランスよく摂取することが大切なので、ソイミートを利用することで、不足しがちな植物性たんぱく質を効率的に補えるのです。

食物繊維が豊富

大豆には食物繊維も豊富に入っています。肉類に食物繊維は含まれていませんので、この点では比べるまでもなく、ソイミートの勝ち!ですね。

食物繊維は、整腸作用以外にも、糖や脂肪の吸収を抑える、血糖値・中性脂肪・コレステロール値の上昇を抑えるなどの効果が期待できる栄養素です。今はやりの腸活にも欠かせません。

悩み多き便秘の解消や予防にも役立つ食物繊維が、ソイミートにはしっかりと含まれています。

イソフラボンが豊富

ソイミートの主原料である大豆には、大豆イソフラボンという栄養素が含まれています。イソフラボンとは、女性ホルモンの一種・エストロゲンに似た作用があり、更年期障害などの改善が期待できる栄養素です。

イソフラボンは、抗酸化作用も強力で、美肌効果・アンチエイジングなどにも役立つとされています。美肌のための基礎化粧品にもイソフラボンが使用されることもあるくらいです。

美容のために、大豆そのものや豆乳を摂られる方も多いと思いますが、毎日ですと飽きてしまいます。その点、ソイミートなら、いろんな調理ができますので、飽きずに摂り続けられるのではないでしょうか。

コレステロールが含まれていない

大豆はコレステロールがゼロです。すなわちソイミートもコレステロールゼロ。その上、大豆に含まれているサポニンという栄養素は、余分なコレステロールの排出という働きをしてくれます。

ソイミートを食べることで、コレステロールが減る…かもしれないのです!

日持ちする

現在市販されているソイミートの多くは乾燥タイプで、賞味期限が1~2年と長期間に及ぶものがほとんどです。乾燥タイプ以外にもレトルトや冷凍タイプもありますので、保存食として、また非常食としても利用できます。

宗教や食文化に左右されにくい

日本に住んでいるとあまり気になりませんが、世界には宗教的に肉類を食べない方々もいらっしゃいます。ソイミートなら、制限も気兼ねもなく、それでいてお肉のように食べることができます。

もし何かの理由で肉類が食べられない方と一緒にご飯を食べるようなことがあっても、一緒に食事を楽しめるのではないでしょうか。

環境にやさしい

畜産物の生産には、大量の水やえさである穀物類が必要です。穀物類を作るためにもまた大量の水が必要です。牛のゲップなどに含まれるメタンガスも温室効果ガスの原因の一つとして問題視されています。

ソイミートの利用で肉の消費が減少すれば、地球環境の改善にも役立つ可能性があるのです。なんだか規模が大きくて想像しにくいですが、これは本当の話です。

将来的な食糧不足に対応できる

今、世界的な食糧不足が深刻化していく中で、肉類に劣らない栄養価があるソイミートは、世界的に注目されています。

肉類よりは製造しやすく、地球環境にも優しいソイミートは、環境問題・食糧問題を個々のレベルで協力できる対策として期待が高まっているのです。

ソイミートのデメリットは?

ソイミートには、栄養価から地球規模にまで及ぶ、多くのメリットがあります。ですが、ソイミート製品が多くなってくると、デメリットの面も見えてきました。

遺伝子組み換えの大豆が原料かも

ソイミートの主原料の大豆には、遺伝子組み換えと組み換えでないものがあります。健康への影響は今のところ確認されていないようですが、気になる方は、表示を確認してください。

製造方法によって栄養価と安全性が変わる?

ソイミートは圧搾して作られますが、その圧搾方法が2つあります。

1つはリン酸や塩酸を使用した科学的な圧搾です。もちろん最終的には人体に有害な物質は除かれていますが、個人的には気になります。

もう1つは圧力をかける方法ですが、これにも2つの方法があります。短い時間で圧搾する「高温圧搾製法」と低温でじっくりと圧搾する「低温圧搾製法」です。時間をかけて圧搾する「低温圧搾製法」の方が、ソイミートの栄養素がより多く残ります。

加工品は添加物が多い

肉類と同じように加工され、ソイミート加工食品として販売されている製品の中には、添加物の多いものがあります。例えば、ハンバーグやハムの形でソイミートを流通させる場合、おいしさや保存性を高めるためには、添加物を使用せざるを得ません。

ソイミートの加工食品には、肉類と変わりない程度の添加物は使用されていると考えて、しっかりと表示を確認しましょう。

加工品はそれほど低カロリーではない

ソイミートは、それ自体の味は淡白ですので、加工食品は、うまみを出すために肉類よりも濃い味付けをします。そのため一部の加工食品では、カロリーや塩分が高くなることがあります。

ソイミートはヘルシーだからと、食べ過ぎるとかえってカロリーや塩分を摂りすぎることもあるので注意しましょう。

値段が高い

昔に比べると、一般的になってきたソイミートですが、まだまだ流通量は少なく、値段は肉類に比べると高めです。ですが、これからの技術改良や流通量の増加によって、もう少し安くなるかもしれません。

下ごしらえに時間がかかる

ソイミートを自分で調理するときは、乾燥タイプならまず下準備が必要となります。「ぬるま湯にソイミートを浸して水分を馴染ませた後は、熱湯でゆでる。そのあとまたしっかりと水洗いをして大豆の臭みを取る」きちんとこの処理をしなければ、調理したときに美味しくならないのです。ちょっと面倒ですよね。主婦にとって、ソイミートの一番のデメリットは、おそらくこの面倒臭さではないかと思います。

そんな消費者の声から登場したのが、レトルトタイプと冷凍タイプのソイミートですね。

ソイミートは使いたいけれど、あまり時間がないという方は、レトルトか冷凍のソイミートがおすすめです。

栄養が偏りがち

最後に、これはデメリットというより、注意事項です。

ソイミートは、確かに栄養価が高くて優秀な食品ですが、だからと言ってソイミートばかり食べていると偏食になってしまいます。

何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、健康的な食生活は、「おいしく楽しくバランス良く」です。

ソイミートを上手く利用しよう

今回は、ソイミートの特徴をメリット・デメリットに分けて紹介しました。

ソイミートは、これからもっと私たちの食生活に浸透するでしょう。もっとおいしくて、もっと手軽で、もっと安全で、もっと安いソイミートが登場すると思います。

でも選ぶのは私たちです。ソイミートならなんでもOKではなく、商品の中身や情報も調べたうえで、上手く利用することで、健康的な生活に役立てましょう。


Veganions 編集部

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