ソイミート

ソイミートの基本的な戻し方と美味しく調理するコツは?

テーマ
ソイミートの戻し方と美味しく調理するコツ
監修
管理栄養士



最近はスーパーマーケットなどでもよく見かけるようになったソイミート。お試しになったことはありますか?お肉のように楽しめるらしいと気にはなっているけど、調理方法がわからなくて、まだ食べたことがない方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなあなたのために、ソイミートの基本の戻し方を紹介します。ヘルシーなソイミートを気軽に調理するためにもぜひ最後までお読みください。

今なぜソイミート?

次々と新しい商品が販売されている食品業界で、今なぜソイミートが注目されているのでしょう。それは、健康志向の高まりとともに、世界的な環境問題に関係がありました。

現在、畜産業における地球環境への影響は無視できないほどになり、肉食中心の食生活を考え直す人が増えています。大豆由来のソイミートは、環境に配慮できることのほか、近い未来に訪れるだろう食糧危機にも対応できると考えられているようです。

ソイミートの環境問題におけるメリットは、日本ではあまり知られていません。でもこれからは、食糧としてのソイミートと未来の地球を守るためのソイミートについて考えてみる必要がありそうです。

なんといってもヘルシー!

とはいうものの、やはりソイミートの一番の魅力は、ヘルシーさ!

お肉のような食感がありながら、お肉に比べるとカロリー・脂質とも低く抑えられる上、商品によってはコレステロールゼロというものもあります。ヘルシーでありながら、豊富な栄養素も含まれているので、健康にも良い影響が期待できるのです。特に女性にとって永遠の目標ともいえる(ちょっとオーバーですか?)美肌と若々しさ。ソイミートに含まれるイソフラボンは、その2つとも叶えてくれる…かもしれないうれしい栄養素です。

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをしますので、更年期障害や骨粗しょう症の改善・予防にも期待ができます。また、強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種でもあるイソフラボンは、アンチエイジングにも効果が期待できるのです。腸内環境の改善が期待できる食物繊維も豊富です。食物繊維は、生活習慣病予防にも役立つことが知られていながら、現代人に不足しがちな栄養素の1つです。

その他にも、良質な植物性たんぱく質、ビタミンやミネラルなど、多くの栄養素が含まれているソイミートは、全世代におすすめの食品です。

ソイミート加工品には注意

これだけメリットのあるソイミートですので、大手の企業も様々なソイミート商品を販売しています。その中には、ソイミートを加工した食品も多いですね。例えば、ソイミートハムや、ソイミートソーセージ、ソイミートのハンバーグやからあげなど。ソイミートを使っているからきっとヘルシーだろうと思ってしまうのですが、実はそうでもない商品もあります。

ソイミート自体の味はとても淡白なので、加工食品はしっかりと味付けをしているものが多いです。そのためカロリーはそれほど低くありません。保存料や添加物、乳化剤が使用されているものもあります。もちろん手軽に使えるという利点はありがたいのですが、健康的なソイミートとしての利点はあまりないと考えた方が良いかもしれません。

ソイミートの安全面・健康的な面を重視するなら、乾燥タイプのソイミートがおすすめです。でも乾燥ソイミートにも、欠点がありました。

ソイミート調理のハードルは下準備

ソイミート初心者やまだソイミートを試していない方にとってちょっと高めのハードル、それがソイミートの下準備・戻す作業です。ソイミートを戻す作業は、慣れるまでは結構面倒なんですよね。でもコツを覚えれば、簡単です。

ここからは、ソイミートベテランへの道、ソイミートの戻し方のコツを紹介します。

ソイミートの基本の戻し方

市販されているソイミートの多くは、乾燥した状態ですので、下準備としてソイミートを戻さなければなりません。

【基本的な手順】

  1. ぬるま湯で戻す
  2. 熱湯でゆでる
  3. 水洗い
  4. 水切り

という作業ですが、ソイミートのタイプにより、注意点があります。ソイミートがうまく戻せない方の中には、タイプによって戻し方に工夫をしていないことに原因があるかもしれません。

そのような方や初心者の方にもわかりやすいようにタイプ別の戻し方を説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ソイミートミンチタイプの戻し方

ソイミートの中では、一番使いやすいミンチタイプは、そぼろタイプとも呼ばれ、ミートソースやハンバーグなど手軽に使えることで人気があります。

ミンチタイプは、粒が小さいので、戻し過ぎるとボロボロになってしまいますので、注意してください。

【戻し方】

  1. お湯を鍋たっぷりに入れて沸かし、沸騰したらソイミートを入れる
  2. 中火で2~3分ゆでる
  3. ソイミートをざるにあげて、水洗い→絞るという作業を2~3回繰り返す
  4. 大豆の臭みが無くなったらしっかりと水けを切る

【注意点】

  • 中火でゆでるときに、吹きこぼれることがあります
  • ゆですぎると形が崩れて溶けてしまいます
  • 水洗いは、お米を研ぐように洗いますが、洗いすぎには気を付けて

ソイミートミンチタイプは乾燥状態からおよそ3倍になると思います。そのため「思っていたより多くなってしまった」と慌てることがあります。これ実は、「ソイミートあるある」なんですが、そんな時は下味をつけてから冷凍しておきましょう。

冷凍できる密封袋に、小分けにして入れてもいいですし、袋に入れたソイミートを平らにして、袋の上から小分けできるように筋を入れておくと、使いたい分だけ折って使えますよ。

ソイミートフィレタイプ・ブロックタイプの戻し方

フィレタイプとブロックタイプの戻し方は、ほぼ同じです。

【戻し方】

  1. 鍋にお湯をたっぷり入れて沸騰したら、ソイミートを入れる
  2. 中火でゆでる(ブロックタイプなら8~10分、フィレタイプなら5~7分程度)
  3. ソイミートをざるにあげて、水洗い→絞るを3~5回程度繰り返す
  4. 大豆の臭みが消えたら、しっかりと水けを切る

【注意点】

  • 強く握りすぎると、形が崩れることがありますので、優しく包み込むように絞ってみてください
  • 熱湯から上げてすぐのソイミートは内部がまだ熱く、火傷の危険があります。始めのうちは流水で水洗いをしてください

フィレタイプとブロックタイプは、戻すと約2~3倍になります。こちらも多めに戻して、下味をつけてから冷凍しておけば、便利です。

このように上手く戻せれば、ソイミート調理の第一段階はクリアです。でもあと1点、ソイミートを美味しく調理するためのポイントがあります。

ソイミートを美味しく調理するには下味がポイント

ソイミートは戻した状態のままですぐに調理することはまずありません。ソイミート自体にほとんど味がないために、そのまま調理してもおいしくないからです。なので、調理の前に下味をつけておくことが必要です。

下味をつけると、味に深みが出る以外に、大豆特有の匂いが消えるというメリットもあります。戻したソイミートは、高野豆腐のように水分を吸ってくれます。しっかりとした味をつけて、美味しいソイミート料理に仕上げましょう。

ソイミートの下味におすすめの調味料

ソイミートの下味の基本は、香りづけです。人が料理を美味しく感じるとき、香りは意外と大きな要因を占めています。鼻に抜ける美味しい香りが、舌で味わう以上の美味しさを感じさせてくれるのです。「たかが香り、されど香り」ですよ。

ソイミートの下味におすすめなのは、

  • おろしにんにく
  • おろししょうが
  • カレー粉
  • 柚子胡椒
  • クミン など

これらの調味料は、しょうゆやみりん、酒などと合わせてお好みの下味が作れます。料理によって合わせる調味料に工夫をしてみましょう。

単品でも下味として利用できるのは、

  • 焼き肉のたれ
  • すき焼きのたれ
  • めんつゆ

などです。

下味調味料は、ソイミートに均等に吸わせないと美味しく調理できません。下味をつけるときは、ビニール袋などに入れて揉みこんだり、調味料に漬けたソイミートを上から押してしっかり吸い込ませるようにしてください。

まとめ

ソイミートの戻し方、おわかりいただけましたか?

こうやって文章で読むと、面倒に感じますが、実際調理の合間にやってみると、思っていたよりも簡単です。ソイミートを使い慣れている方は、たいてい多めに戻して冷凍保存されています。

ソイミートは、これからもどんどんとメジャーになってくる食品です。あなたも今のうちにソイミートを使いこなして、健康的な食生活を目指しましょう。

キャラメル大豆



Veganions 編集部

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