ソイミート

ソイミートの栄養素・種類・使い方を紹介

テーマ
ソイミートの栄養素・種類・使い方
監修
大豆研究科




ソイミートとは大豆を原料とした加工食品で、お肉のような食感や味から肉の代替食品としてさまざまな料理に使われます。製造方法は、加熱・加圧した大豆をブロックやミンチ状に成形して乾燥させて作ります。大豆だけではなく、えんどう豆や小麦などから作られたものもあり、最近はレトルト加工された食品など、様々な種類のソイミートが登場しています。

ソイミートは栄養豊富

ソイミートの原料である大豆には、体にうれしい栄養素がたくさん含まれています。

たんぱく質

ベジタリアンやヴィーガンに不足しがちなたんぱく質が豊富に含まれています。乾燥させたソイミート100g中には46.3gのたんぱく質が含まれており、これは牛肉100gに含まれるたんぱく質の2倍以上と言われます。また、大豆たんぱく質は動物性のたんぱく質とは違い、血中コレステロール値を下げる働きのあるという報告もあります。

食物繊維

ソイミートには、食物繊維も多く含まれています。食物繊維は、小腸では消化・吸収されず、大腸まで運ばれるため、便秘を予防し、整腸作用を高めます。また、血糖値の上昇を抑制したり、コレステロール濃度を低下させたりするなど、さまざまな働きが認められています。

ミネラル

カルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、葉酸などのミネラルも豊富に含まれているため、体の調子を整えてくれます。

大豆イソフラボン・サポニン・レシチン

大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似たはたらきをすることがわかっている成分です。また、大豆に含まれるこれらの成分は抗酸化物質で、体内の活性酸素を除去し、老化やがんなどの予防に役立ちます。

ソイミートはとても便利

ソイミートは、常温で長期保存ができる食品です。乾燥タイプは、必要な量だけ水で戻して使うため、フードロスを出さずにすみます。また、非常食として有効で、災害時にも体に必要な栄養をとることができます。さらにアレンジ次第で、さまざまなメニューに応用できるため、ソイミートひとつあれば、日々の献立づくりも大いに助けてくれます。

ソイミートは地球にやさしい

牛のステーキ1kgをつくるには、約15500リットルの水が必要といわれています。それに対してトマト1kgをつくるのに必要な水は約200リットル。つまり肉を育てるには、植物を育てる約77倍もの水を使うことになります。同じように、肉を育てるには広大な土地が必要で、その餌となる飼料には、世界の穀物の50%以上が供給されているといいます。世界で飢餓が起きている一方で、先進国の人々がお肉を食べるために、どれだけ多くの地球資源が使われているか想像できるでしょうか。また、牛のゲップに含まれるメタンガスは地球温暖化の原因もなっており、畜産が地球に与える影響は小さくありません。

その点、ソイミートが食卓にのぼるまでの環境負荷は極めて小さく、地球にやさしい食材であるといえます。

ソイミートの種類

ソイミートの多くは乾燥タイプですが、湯戻しや水切りの必要のないレトルトタイプも近年多く登場しています。ブロック、スライス、バラ肉、フィレ、ミンチなど、形状もさまざまです。ブロックタイプは、から揚げや酢豚など、フィレタイプはしょうが焼やホイコーローなど、ミンチタイプはハンバーグやミートソースなど、料理にあわせて使うことをおすすめします。


ソイミートの使い方

乾燥タイプのソイミートを使っておいしく料理をするには、臭みをぬくための下ごしらえがポイントです。

①鍋にたっぷりの湯を沸かし、ソイミートを入れて5~10分温めます。(戻すと約3倍の大きさになります。)強火で茹でると型崩れの原因になるので、弱火であたためてください。

②ざるにあけてお湯をすてたら、ボウルに溜めた水の中でソイミートをやさしく揉みあらいします。水をかえて2,3回洗ったら、水気をギュッと絞ります。

③その後全体に下味をつけてから、焼く、炒める、揚げるなどいつものように調理します。

ソイミートのおすすめレシピ

ソイミートを使えば、いろいろな料理を作ることができます。ここでは代表的なレシピを2つ紹介します。

ソイミートのから揚げ

ソイミートのお肉っぽさをしっかり味わいたい人にはおすすめのレシピです。

材料

  • ブロックタイプのソイミート 50g
  • A:料理酒、しょうゆ 各大さじ1
  • A:しょうがのすりおろし、にんにくのすりおろし、ごま油 各小さじ1
  • 片栗粉適量

手順

  1. ソイミートは湯で戻し、水気をきって、Aの調味料につけて下味をつけます。
  2. 下味がついたら、水気をきり、片栗粉をまぶします。
  3. 170度に熱した油に2を入れ、こんがりきつねいろになるまで揚げます。

ソイミートのハンバーグ

たっぷり野菜がとれるので、子どもとも食べたい1品です。

材料

  • ソイミートミンチタイプ 50g
  • 塩麹 大さじ1
  • もめん豆腐 100g
  • A:片栗粉 大さじ2
  • A:ナツメグ、コショウ 少々
  • じゃがいも 1こ
  • にんじん 2分の1本
  • たまねぎ 2分の1こ
  • ソース
    ・しょうゆ、ケチャップ、てんさい糖、りんご酢 各大さじ1

手順

  1. 湯戻ししたソイミートに塩麹で下味をつける。豆腐は水切りをします。
  2. じゃがいも、たまねぎ、にんじんをフードプロセッサーに入れ、細かいみじん切りにしたらお皿にうつしてラップをかけ、やわらかくなるまで電子レンジにかけます(約5分)
  3. ボウルに1と2、Aを入れ、しっかりとよくまぜる。しっとりまとまってきたら、生地を2等分し、楕円形にまるめ、中央にくぼみをつけます。
  4. フライパンに少量の油をひき、3を中火で焼き色がつくまで焼きます。うらがえしたら、蓋をして、弱火で8分ほど焼けたら、お皿にとりだします。
  5. フライパンにソースの材料と水100ccを入れ、材料がとけきるまで火をかけながらよくまぜます。
  6. ハンバーグに5のソースをかけてできあがり。



ソイミートを販売するオンラインショップ

最近はスーパーマーケットでもさまざまなタイプのソイミート製品を購入できるようになってきました。ソイミートの世界をいろいろ試してみたい人におすすめのオンラインショップを紹介します。

大豆ミートの専門サイト/大豆ミート・ソイミートの老舗「かるなぁ」

大豆ミート専門サイト| 大豆ミート・ソイミートの老舗「かるなぁ」 (daizumito.com)

乾燥タイプからレトルトタイプまで、種類豊富なソイミートを扱っています。特設サイトでは、ソイミートの調理のコツが写真付きでわかりやすく説明されており、大豆ミート料理研究家のレシピも多く紹介されています。ソイミート初心者にはオススメです。

グリーンズベジタリアン

グリーンズベジタリアン|グリーンカルチャー公式通販 (greens-vegetarian.com)

ノーマルな乾燥タイプのソイミートはもちろん、から揚げ用やそぼろ用など料理のイメージにあわせたラインナップも充実しています。ユニークなのは、ソイミートで本格的な牛丼がつくれる「大豆ミート牛丼風(ビーフ切り落とし)」。大豆ハムや豆腐ジャーキー、メンチカツやぎょうざなど、そのまま食卓に登場させられる加工食品も多数扱っています。

最後に

どうでしたか、ソイミートという食品がもつさまざまな可能性を、感じていただけたでしょうか。環境や栄養の面からも優れているところから、ヴィーガンでなくても食卓にとりいれたい食材です。ぜひ気軽な気持ちで、スーパーマーケットでソイミートを探してみたり、あたらしいレシピにもチャレンジしてみてください。


Veganions 編集部

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