ヴィーガン

ヴィーガンとは? 避けるべき食材は? 肉や魚・乳製品の代用品は?

執筆
ヘルスフードカウンセラー
監修
管理栄養士

ヴィーガンの避けるべき食材

ヴィーガン初心者がまずはしっておくべき基本情報をまとめてご紹介!

ベジタリアンの中でも厳格さでは上位に分類されるヴィーガン。日本語にすると完全菜食主義者、純粋菜食主義者と呼ばれます。

徹底して動物性食品は口にしないため、肉や魚、卵、乳製品を避けるのはもちろんです。

また、直接的ではないので動物性食品を摂っている意識が起きづらいのですが、和食で使われる出汁も鰹や煮干しを使っているものはNG。

出汁を使った麺つゆ、煮物なども避ける必要があります。

同じく肉類がベースのコンソメや鶏ガラスープ、動物のコラーゲンが原料のゼラチンも口にしません。

 

ヴィーガンはこれもNG食材?

ヴィーガンとは、単に動物性食品を避ける食事法に留まらず、ヴィーガニズムという「動物を搾取せずに生きるべきである」という思想に基づいた生き方です。

ヴィーガニズムの表れとして、ハチミツを避ける、というのは代表的な例と言えるでしょう。

ハチミツはご存知のとおり花の蜜ですが、採取の際に蜂の労力が使われています。また、本来蜂の食べ物である花蜜を搾取していること、養蜂のために蜂の羽が切り取られていることなどを理由として、ヴィーガンNG食材となっています。

白砂糖もまた、製造の家庭で「骨炭」と呼ばれる動物の骨を焼き炭にしたものが使われているため、厳格なヴィーガンは口にしません。

 

 

 

ヴィーガンのたんぱく質源

動物性食品を口にしないことで困ることもあります。それは、人間の体の構成に必要なたんぱく質が不足してしまうことです。

そこでヴィーガンはたんぱく質を多く含む植物性食品をよく摂取しています。ここでは具体的に、ヴィーガン食によく使われている食材をご紹介していきます。

キヌア

外食でヴィーガンを試したことがある方は、きっと口にしたことがあるはずです。ゴマぐらいに小さい粒状で、ぷちぷちとした食感の穀物です。

穀物でありながら、100gでなんと14gのたんぱく質を含みます。鶏ささみ1本のたんぱく質は約10gなので、その凄さが分かりますね。

白米や玄米に混ぜても良し、サラダのドレッシングともよく合います。たんぱく質が豊富なだけでなく、低糖質、グルテンフリー、鉄分や亜鉛といったナトリウム、食物繊維も豊富です。

 

オーツ麦(オートミール)

日本では最近、オートミールとして人気の食材です。ビタミン、ミネラルが豊富でたんぱく質量は白米のおよそ2倍。

キヌアよりも食べ応えがあり、腹持ちがよいため欧米では主食のシリアルの代わりとしてよく用いられています。

スーパーフードとして一世を風靡したアサイーボウルは、アサイーピューレとその他フルーツ、ヨーグルトにオートミールを入れて完成です!ヴィーガンにするなら豆乳ヨーグルトを使いましょう。

 

レンズ豆

日本ではあまり馴染みがありませんが、じつはその栄養価の高さから「世界五大健康食品のひとつ」とされています。

他の豆類同様、たんぱく質を豊富に含む点に加え、水戻し不要ですぐに使える手軽さから愛用されています。

大きさも厚みも大豆の4分の1ほどしかなく、薄い形状なので火が通りやすくスープにぱらぱらと入れるだけ。お手軽さがウケるのは世界共通ですね!

ひよこ豆(フムス)

茹でてそのまま用いることもありますが、ペースト状にし、にんにくや香辛料を加えたフムスとして食べられることが多いです。フムスは中東地域の伝統的な家庭料理でもあります。

フムスと同様に、中東地域の料理でヴィーガン食としても人気な料理がファラフェルです。

ファラフェルとは、ペースト状にしたひよこ豆にフムス同様スパイスを混ぜ、丸めて揚げたコロッケのような食べ物です。

 

ナッツバター

ピーナッツやアーモンド、ウォルナット(くるみ)のバターには、原料に動物性のバターは使用されておらず、それでいてクリーミーで甘味もあるため、ヘルシーなおやつや、ヴィーガン食の調味料としても使用されています。

ヴィーガンはたんぱく質同様に、脂質も不足しがちなのでナッツは重宝されます。素焼きにしてサラダや料理の仕上げに散らすなど、そのままでも使いやすいですね。

 

 

ヴィーガンが使える代替食品&代用品

ヴィーガンでもお肉やお魚が食べたい! 卵や乳製品も! そんなときの代替食品・代用品をご紹介

動物性食品を口にしないヴィーガンですが、生まれながらにヴィーガンの家庭で育っていない限り、お肉っぽいものなど、それっぽいものが食べたくなったりするものですよね。

そこでここでは、ヴィーガンが使える代用品を紹介します!

 

お肉の代用品

最近、普通のスーパーでもよく見かけるようになったソイミート!名前の通り、大豆が主原料で、味をしっかりつければ歯ごたえがお肉にそっくりです。

あらかじめ、そぼろ状になっているものもあり使いやすいですね。

 

魚介の代用品

プラントベースフィッシュと呼ばれる、見た目は魚のような代用品も開発が進んでいますが、まだ一般化するには時間がかかるようです。はんぺんや豆腐を使った鰻もどきを手作りする人も増えています。

 

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牛乳の代用品として豆乳を使うことは昔からありましたが、最近ではオーツミルク、アーモンドミルクといったナッツミルクが使われることが増えてきました。

バターの代用品としては、ゴマを焙煎せず絞ることにより透明でゴマ特有の香りやクセもない太白ごま油やココナッツオイルが使えます。

その他、植物性チーズも一般化されるようになってきています。

白砂糖・ハチミツの代用品

白砂糖やハチミツの代用品として、メープルシロップ、アガペシロップ、デーツシロップ、甘酒、本みりんが使えます。

いずれも白砂糖やハチミツより低カロリーでGI値が低かったり、ダイエッターに人気の甘味料でもありますね。

 

卵の代用品

卵の代用品となる加工品の開発も欧米では進んでいるようですが、現状では色が黄色く見た目が卵のような食材が使われています。

例えば、かぼちゃやひよこ豆のペースト、米粉とカレー粉を混ぜ合わせ薄く伸ばして焼いたもの、木綿豆腐を潰しターメリックと塩胡椒で味付けしたものなどです。

 

 

和食とヴィーガン

 

じつはヴィーガン向きな和食材

さて、いろいろなヴィーガン食材を見てきましたが、じつは和食はヴィーガンにぴったりなんです。

主食

お米、玄米、雑穀米、うどん、そば、いずれも動物性食品を使わないためヴィーガン対応です。出汁に鰹節を使えないので、干しシイタケや昆布を使えばOKです。

主菜

ヴィーガンが苦労するたんぱく質源も、和食なら楽々クリア!豆腐、納豆、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐、おから、豆乳といった大豆由来の製品がたくさんありますね。

また、水で戻した車麩に味付けをし、ソイミートのように鶏肉の代用として唐揚げに使うこともできます。生麩は精進料理でもよく用いられていますね。

副菜

海に囲まれた日本では、古来から海藻を食べる文化があるので、欧米諸国に比べ、わかめ、海苔、昆布といった食材も身近です。

浅漬け、ぬか漬けといった和食独特の野菜の食べ方もヴィーガンにはじつはぴったりなんですね。

調味料

白砂糖は使えませんが、きび砂糖、てんさい糖といった未精製のお砂糖は使うことができます。

また、醤油、みりん、酒、味噌といった和食には欠かせない調味料も、すべて原料は植物由来。普段から和食派の方は、少しお魚や卵を控えるだけでヴィーガンが実践しやすいのではないでしょうか?

まとめ

ここまで身近なヴィーガン食材にどんなものがあるかを見てきました。どのような感想をお持ちでしょうか?

 

ヴィーガンのたんぱく質源としてメジャーなものは、一般的なスーパーでは今はまだ少し手に入りにくいかもしれませんが、自然食やオーガニック専門のスーパーも徐々に増え、オンラインで取り寄せることもできるので、気になる方は是非調べてみてください。

 

ヴィーガンに使える代用品も、すでに身近になってきているものが多いと感じられたのではないでしょうか?いずれもヘルシーだったり栄養が豊富なものが多いので、少しずつ切り替えていくのもアリだと思います。

 

最後には、和食材がじつはヴィーガンに向いていることをお伝えしました。1番日常的に手に入りやすく、お財布にも優しいです!

 

ヴィーガンはイギリス発祥の生活様式ではありますが、突き詰めると自然と共存し、身近なものを食べてきた私たち日本人の和食文化にも通じるところがあり、面白いですね。

 

Veganions 編集部

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